先週土曜日
トルコ映画を鑑賞
場所は新宿にあるトルコ文化センター
知人がここでボランティアをしており
その縁でお誘いを受けた
トルコ文化センターはトルコ文化を日本に紹介すること
そして日本をトルコに紹介することを目的として
1997年に設立された団体
トルコ語教室やホームステイ、留学等のサポート
翻訳・通訳が主な活動で
他にもトルコの食文化、芸術、音楽等を紹介している
月に何度か様々な催しを行っているがこの日は映画会
会場は大きなモニターを長机で囲んだアットホームな感じ
20人ほどが来場し全員にトルコ名物ケバブと飲み物・ポップコーンがふるまわれた
センターの田中さんよりご挨拶のあと上映
映画は第一次世界大戦時
連合国とトルコが属する同盟国の間で戦いが続く中
ロシアとの軍事ルート獲得のため連合国の英・仏・豪州・NZが
当時帝国末期状態のオスマン帝国に侵攻
壮絶な戦いの主戦場となったガリポリ半島での戦いを
俗に「ガリポリの戦い」という
ガリポリは英語名でトルコ語ではゲリボル
その最も壮絶な戦いの場であった場所にちなんで
「チャナッカレの戦い」と言われているそうだ
その戦いで豪州から参戦した若き青年3人の父親が
息子たちの消息を知るため一人ゲリポルに向かう
そこで同じように夫や息子を戦争で亡くしたトルコ人に出会うことで
悲しみを共有するようになる
息子たちは一体どうなっているのか
その事実を探し求めるヒューマン映画
ハリウッド俳優のラッセル・クロウが監督・主演主演
トルコ語題は「SON UMUT」
トルコ語がわからないのでGoogleで翻訳すると
「最後の望み」と訳された
正しい訳を聞いておくんだったと後で悔やんだが
映画を観終わった後
それほど間違っていない気もする
事前にパンフレット等がない旨聞いていたので
内容をネットで調べてみたら
豪州・トルコ・米国の共同製作だった
だから純粋なトルコ映画というわけではない
英語題は「THE WATER DIVINER」
Googleで翻訳では水の占い師??
豪州は水が少なく井戸を掘ることを生業にしている人をこのように言うらしく
豪州・米国では主人公の仕事が題名になっていたようだ
約2時間くらいだったが
戦争による悲しみとその後の友情が描かれ
主役のラッセル・クロウが愛情あふれる父親役を演じている
昨年トルコ・豪州で上映され好評
残念ながら日本での全国上映の予定はないので
日本語版DVD化をぜひお願いしたい
もう一度観てみたい映画だ
最後にセンター副校長のケマーレッティンさん等から
第一次大戦時の時代背景
そして戦いの舞台となったゲリボルのお話を聞く
歴史に疎く特に第一次世界大戦については
ほとんど知識がなかったので
今度きちんと勉強してみたい
ともあれ、とても良い時間を過ごすことができた
それにしてもケバブはとってもおいしかった