「あなたへ」
2012年公開
日本
言わずと知れた高倉健最後の主演映画。
福井の刑務所指導教官の男。そのもとに亡くなった妻から「故郷の海に散骨して欲しい」という生前書かれた絵手紙のメッセージが届けられる。そしてその地にもう一通の手紙があるので真意を探るべく、妻の生まれ育った長崎・平戸まで、妻と一緒に旅するために内装したワンボックスカーで一人旅をする。その途中で出合った人たちと触れ合う中で改めて思う妻の愛情。そして平戸で知る事実。夫婦とは、家族とはを今一度じっくり考えてみたい映画。宮沢賢治の「星めぐりの歌」が心にしみる
この映画クランクアップ後に亡くなった大滝秀治の最後の出演映画でもある。
「フェノミナン」
1996年公開
アメリカ
ジョン・トラボルタ主演。平凡な人生を送っていた男がある日謎の光を浴びたことで不思議な力が宿り、周りのいろんなことが変わっていく。ずっと好意を抱いていたバツイチ子持ち女性ともいい雰囲気に。しかし、不思議な力がみんなに気味悪く思われるようになり、それまで友人に恵まれていたのに徐々に人が離れていく。そして不思議な力の代償は・・・。
エリック・クラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」がやさしく心に響く。
「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」
1992年公開
アメリカ
名門高校に奨学生として入学した青年が、感謝祭の週末故郷に帰る旅費を稼ぐためのアルバイトは、ある家族の旅行中に盲目の退役軍人である伯父の世話をすること。
気難しい“中佐”となぜかニューヨークに行く羽目に。その目的とは?そしてお互いが抱える大きな悩みを、二人の間に芽生えた友情がお互いを救うことに。ラストは感動的。
途中高級レストランで食事をするシーンでみせる盲目軍人役のアル・パチーノとたまたま居合わせたお客役のガブリエル・アンウォーが躍るタンゴ「ポル・ウナ・カベーサ」は必見。
「汚れなき悪戯」
1955年公開
スペイン
今から約60年も前の映画。とある修道院に赤子が置かれていた。村人の暮らしは皆苦しく結局修道院で育てることに。
マルセリーノと名付けられた男の子は元気でいたずら好き。12人の神父は皆マルセリーノにあだ名で呼ばれ、平和に暮らしていた。あるとき決して入ってはいけないと言われていた屋根裏部屋の中にキリスト像をを見つける。純真無垢な子供の問いかけにキリスト像が答える。そうしていつしかマルセリーノがずっと願っていたことをお願いしてみると・・・。
あまりにも有名な「マルセリーノの唄」で世界で涙した感動のファンタジー。