悪天候で2日順延した夏の高校野球も
ベスト16がそろった
今年もいろいろ話題になっているチームがあるが
超スローボールで話題の西嶋投手を擁する東海大四は
0-0の緊迫したゲームで進んだ延長で
突如守備が崩壊し残念ながら無念の敗退
西嶋投手のスローボルがいろいろ賛否あるようだが
日本ハムの多田野も良く使う投球だ
ひとつ間違うと打たれてしまう危険な球
しかも相手打者を挑発する可能性もある
それをあえて投げるのだから大したものだ
一つの球種として取り立てて問題視する必要もない
もう一つのチームは健大高崎
走力を生かし盗塁がことごとく成功
走って走って11盗塁10得点を奪って勝利した
点差がついてからの盗塁を問題視している人もいるが
かつて点差が開いてからのバントやスクイズでの得点も
高校野球ではいろいろ言われたこともあった
しかしそれも野球がオリンピック競技になり
その後のWBCでの戦いから
そうした戦術は問題視されなくなった
負ければ終わりの大会で1点の重みがみんなわかったから
まして最近の高校野球は
8点差付けても最終回で9点取られて敗れてしまうこともある
走ることがチーム持ち味であればその戦術を変える必要はない
打たれそうだから全打席敬遠なんていうことは論外だが
こういう戦術は曲げないでほしい
ベスト16の顔ぶれを見ると大阪桐蔭以外は
優勝したらすべて初
昨年同様意外性のあるチームばかり
地域的優位性はまったくなく
むしろ予選の試合数が少ない都道府県が勝つ傾向が見えてきた気がする