巨大都市でも破綻することがあるのか
アメリカ・デトロイト市が財政破たんしたというニュースが
荒れ果てた街並みの映像とともに流れ
栄華を極めた世界的自動車産業の街は見る影もなかった
デトロイトに本社を置くGMが2009年に実質経営破綻
その後政府からの税制優遇措置を受け
多額の法人税支払いを免れたことが
市の財政をさらに圧迫することになったと言われる
富裕層は荒廃した街から離れさらに減収
人口も1950年の180万人から約70万人まで減少
破綻は時間の問題だったようだ
治安も急速に悪化しているし
街の破綻と言うのはこういうことかと恐ろしくなる
デトロイト・タイガース(MLB)
デトロイト・ピストンズ(NBA)
デトロイト・ライオンズ(NFL)
その他、アイスホッケー、女子プロバスケ、サッカーなど
古くから人気プロスポーツが拠点を置く街でもあるが
これでは観客動員もままならない
個人的にはNFLライオンズのファンなので
これらがどうなるかも心配
日本でも2007年に夕張市が事実上の財政破たんが
記憶に新しいが
夕張は現在少しずつ再建の道を歩んでいる
しかし夕張とは比較にならないほどの大都市
結局大企業に頼った街は大企業の衰退とともに
街も衰退してしまった
かつて日本で炭鉱・鉱山の閉山とともに
次々街が消えてなく行った時代
自分の父親もかつて鉱山労働者で
閉山とともに家族が路頭に迷ってしまった
辛い過去を思いだす
アメリカ経済が上向きになっている中で
取り残されてしまった街
国がどう再建していくのだろうか
日本としても他人事と思えない出来事
これからの展開を見守りたい