青年だった頃までの世の中は
東西冷戦の最中
核戦争が起きて人類は破滅すると
終末論が世の中で頻繁に語られ
戦争反対が声高に叫ばれていたが
現実に戦争が起きるという実感は
ほとんどはなかった
親の世代は
太平洋戦争を生きた人たち
実際に戦争体験をしているので
戦争へと進んでいく過程を実体験している
その人たちが現在の周辺国との緊張が
かつての時代の雰囲気に似てきつつあると
そんな声を聞くことが多くなった
わずかな出来事であっという間に
世の中の雰囲気が変わってしまう
非常に危険な状況
まさに一触即発の不穏な空気が漂っている
約半世紀を生きてきて
生まれて初めて
戦争が起きるかもしれないと
本気で思うようになった