今年2作目のジブリ作品
「かぐや姫の物語」
久しぶりの高畑作品に期待はしていたが
自分がこれほど感動するとは思ってもみなかった
その感動はどこにあったのかというと
かぐや姫のストーリーそのものではなく
描かれている場面や
キャラクターのしぐさや発声
そしてジブリ作品には欠かせない久石譲の音楽
またオリジナルのわらべ唄
エンディング曲など
映画を引き立たせる曲の数々
これらがあの薄ぼんやりした描写とともに
観ている人の記憶の中にある
それぞれの過去を見事に蘇らせてくれた
自分の記憶がいくつもオーバーラップして
なぜか自然と涙があふれてきた
年を重ね
過去の記憶をたくさん持ったからこそ味わえる感動
それが映画には秘められている気がする