観たいと思っていた映画を実際観て見たら
期待はずれでがっかりさせられることがたまにある
逆に期待しないで観て見たら
見事にはまってしまったなんていうものもあるので
当たり外れがあるのもエンターテーメントならでは
期待していなかったのに
はまってしまった最たる映画が
「ビフォア・サンライズ」
日本語タイトルは「恋人までの距離(ディスタンス)」
ヨーロッパの長距離急行列車に偶然乗り合わせた
アメリカ人の男とフランス人の女
共に学生でふとしたことで話をする機会を得たら意気投合
その後食堂車に場所を変え延々と会話
しかし男が降りる駅ウィーンに着いたがお互いまだ話足りず
結局女も降車し翌朝まで二人でいることに
その時間に二人の距離が縮まってお互い離れがたくなり
別れ際1年後にウィーンで会う約束をして別れる
映画は男イーサン・ホークと女ジュリー・デルピー
ほとんどこの二人の会話のみで構成
最初は少し退屈だったが
いつしか二人の会話に引き寄せられていく
しかし何がすごいかというと
この続編「ビフォア・サンセット」が9年後に公開されたが
映画の中身も9年後の設定で
同じ時間軸で作られていること
さらにその9年後の話として
「ビフォア・ミッドナイト」が2013年に公開されたが
これも9年後の二人という
かなりリアルに二人の時間が経過する物語に
始めからそのつもりで作られたのだとしたら
見事と言うほかないほど素晴らしい展開を見せてくれた
いい映画だった
期待はずれでがっかりするものもたくさんあるが
たまにこんな映画と出会って気分的帳尻を合わせている