最近おもしろい時代劇が増えた気がする
時代劇というと決まり切ったように
特定の人物ばかりをリメイクするようなものが多くて辟易していたが
近年新しい視点で書かれた時代小説が多くあり
映像化してほしいものが数多
その中で「妻はくの一」は秀逸
今放映されているのは昨年放映されていたものの続き
最終章ということなのでこれで完結ということなのだろうか
天文にしか興味のない変わり物の主人公の雙星彦馬と
そこに嫁入りした織江
しかしある日のその妻が忽然と姿を消す
彦馬は織江を探しに江戸へくるが
そこで実は彼女が幕府側の忍びで
鎖国を解いて開国したい長崎平戸藩と
その動きを阻止するため監視する幕府との間の
政争に巻き込まれたことを知っていく
織江も任務を全うするが実は彦馬の人柄に触れ本当に愛してしまう
二人は様々な妨害や命の危険にさらされながら
会えない中でお互いを思いやる健気さ
織姫と彦星をモチーフにした二人の関係が
なおさら切なさを醸しだす
小説の結末はある程度知っているが
それでもドラマに引き寄せられるのは
切なさを際立たせる音楽
エンディングの山崎まさよしの歌も最高
1ヵ月早いが七夕に合わせたこのドラマも
いよいよエンディング間近
ドラマの結末はどうなるか
楽しみだ