日本の男子スポーツも捨てたものじゃない

テニスの錦織圭選手が
惜しくもグランプリファイナル準決勝で敗れたことを
連日報道されていたが
考えてみればこれまで4大大会で
昨年まで上位に行くことすらままならなかった日本男子テニスが
今やランキング5位なんて夢のような話

そもそもグランプリファイナルなるものがあったことさえ
知らなかったのにそれもこれも錦織圭選手のおかげだ

時を同じくして
野球日本代表がメジャーオールスター相手に
継投でノーヒットノーランを成し遂げたことも
スゴイことだ

それまでメジャーオールスター選手の来日は
選手もファンも憧れの選手を見ることができるだけで幸せ
勝つことなんて考えもしなかった時が続いていた
それがWBCで2連覇しメジャーで日本人選手が活躍することで
勝つという目的意識が高まった
そしてメジャー選手も観光気分で来たら屈辱を味わうことになったのだ

翌日は本気モードになりメジャーが強さを見せたが
日本のプロ野球リーグとの力の差は明らかに縮まった

また先日のラグビー日本代表マオリオールブラックス戦
私がかつて知っているのはニュージーランド学生選抜(NZU)や
ジュニアオールブラックスなどの経験が少ない若手相手しか
勝負にならなかった時代から
世界ランキング7~8位に相当するといわれる
かなり強いマオリオールブラックス相手に
あわや!という勝負ができるくらいまでに成長
ラグビーの場合ルールの範囲内で外国人も入っているので
身体の小さい日本人というくくりでは語れないが
それでも強くなったのは間違いない

日本のスポーツはは女子は頑張っているのに
不甲斐ない男子を嘆いていたのが
今年は男子が盛り上げてくれた

サッカーW杯は残念だったが
それでもW杯に出場することから勝つことに目標が変わってきた
この20年の変遷を考えれば男子サッカーも成長した

来年はさらなるサプライズがあると私たちも励みになる
できればすったもんだのバスケット界でそういうのがあると
うれしいが・・・当分無理だろうなあ