きらきらネームで思い出した、子どもの頃の出来事

子どもに付ける名前は
時代の変遷で変わっていくものだが
ここ最近のきらきらネームと言われる名前の
強引なまでの当て字や
もはや当て字にもならない解読不能な読み方をみるにつけ
もう少し名付けられた子どもが将来どんな思いをするか
もう少し考えて名付けて欲しいと思う

とても読めない名前が多くなってくると
読み方を間違えられて子どもが傷つくことだって
あるのではないかと心配になる
私自身が名前のことで昔嫌な出来事があったので

私の名前はきらきらネームではないが
よく女に間違えられた
数十年前私たちが子どもの時代は
大抵の名前は、誰もがそれで性別が分かるものだった

しかし私の名前はそうではなく
まさに女の子に付けるような名前

忘れもしない小学校5年時の出来事
進級でクラス替えがあり
新しい友達の前で
自己紹介することになったのだが
男子のほうで最後まで名前が呼ばれなかった

クラスを間違えたのかと不安に思ったが
緊張でなかなか言い出せずにいたところ
女子のほうで名前を呼ばれ
思わず返事をしてしまった

そうしたら当然みんな驚きその後大爆笑
間違えた教師までも一緒に大笑い
初対面の連中ばかりで緊張する中で
いきなりクラス中の笑い物扱い

今だったら余裕で返せるが
子どもだったその頃には
まさか学校でそんな間違いが起こるとは
思いもしていなかったので
恥辱と屈辱しか感じなかった
結局その教師には1年間心を開くことはなかった

なぜか漢字も間違えられることが多く
今でもこちらが名刺などを渡しているにも関わらず
先入観で間違えられることがある

きらきらネームに限らず
今は向かい以上に名前の印象で
性別を判断するのがより難しくなっている
読み方だけでも間違えられるのは
その子供にとっては嫌なもの

子どもだって大人だって自分の名前を間違えられたり
印象だけで性別を判断されるのは
気持ちのいいものではない
間違えたほうだって気まづいだろうし

親も自分の思いだけでなく
子どもがその名前を一生名乗り続けるということを
しっかりと踏まえて名付けて欲しい