4年に一度のサッカーW杯も残るは2チーム
ブラジルが誰も予想できないほどの屈辱的大敗を喫し
日本人の自分でさえあまりのショックに
その日一日虚無感にさいなまれた
翌日のアルゼンチンVSオランダ戦は
どちらも無理をしない慎重な試合の入り方に
やはり彼らにも前日の試合の心理的影響があったのだろうか
お互いしっかりした守備で延長でも決着がつかず
結局PK戦でアルゼンチンの勝利
南米勢としてはなんとか面目躍如
それにしてもブラジルの大敗は
ブラジル国内に相当な影響を及ぼしてしまったかもしれない
それでなくとも経済悪化で
W杯前から予算を教育・医療、福祉に向けるべきと
デモが起こっていた中での開催
この大会で優勝して経済効果を期待していたが
結局敗退してしまい意気消沈
それどころか記録的大敗によって
ブラジル国民のプライドまでズタズタにされた心理状態は
同情を禁じ得ない
やはり人間はメンタルな生き物
単なる娯楽かもしれないが
こんなことでも頑張ろうという気もなるし
頑張れない気にもなってしまう
ましてブラジル人のサッカー好きにとっては
ある意味人生そのものかもしれない
それがあとわずかのところで
一気に奈落の底まで突き落とされたのだから
荒れる気持ちは痛いほどよくわかる
でも暴動を起こしてもそこからは憎しみしか生まれない
すぐに気持ちを切り替えることはできないだろうが
落ちついて何をすべきかを考えて
次に向かって日々を生きて欲しいと思う