ドイツでは「労働時間貯蓄制度」というものがあると言う
時間外労働には割増賃金を支払うのではく
銀行口座と同じように所定労働時間を貯蓄し
あとでまとめて休暇を与える仕組みだそうだ
その制度を使用することで
好況時で時間外労働が増えた分を貯蓄し
不況時には貯蓄した分で休暇を取ってもらうことで
人員整理せず雇用を維持する
仮に整理解雇する場合は労働時間貯蓄残高分の
割増賃金を支払わなくてはいけないと言う
この制度が良いかどうかは何とも言えないが
もし日本にこの制度があったら
有給休暇の完全消化も満足にできない現状だが
逆に休んだほうが会社も従業員も得と思うかも
最近では4時間、6時間勤務などの短時間正社員制度を
導入している企業もある
結婚、子育て、介護など様々な事情を抱える人たちなどが
パート・アルバイト等の有期雇用より安心できる制度で
より効率的な仕事の仕方で会社に貢献してもらえれば
双方にとって良いことだ
もっともいい面ばかりでないとは思うので
問題点もしっかり見ていく必要はあるが
これからの働き方にはさまざまなバリエーションが生まれるのは間違いない
さらに言うなら働き盛り世代だけではなく
熟年・老年世代の働き方こそバリエーションが必要
これから労働力人口が減少傾向の中
60歳以上の高齢者が増加していく未来
寿命が延びても年金が減るのでは不安は大きい
若年層の労働機会を奪わず雇用を維持できる策が必要だ